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Photoshop CC2023も近い時期になってきましたが新しいUXPプラグインを作成しました。調整レイヤーをパネル上で一時的に保存して他のドキュメントにペーストできるプラグインです。一時的にカラー調整した値を保存したい時や似たような画像を沢山色調整するときに一括で調整を適応したい時などにこういうものがあったらいいなと思って作成しました。現在保存できる種類の調整レイヤーは限られていますが主要なものは扱えるようにしているつもりです。 Adobeマーケットプレイスで承認されたのでPhotoshopのアカウントがあればインストールできます。 パネル 使い方 パネルがPickerとHolderの二種
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React関連のぼやきをTwitterで呟いたら外国のアカウントから返信が色々きて驚いた最近です。Adobe Spectrumの挙動など外国の方から教えてもらって今回その事を主に取り上げたいと思います。 まず何度も申し上げてますがUXPはブラウザーに似ているようで異なるシステムの上に成り立っています。CEPはChromeのシステムがベースになっていたのでブラウザーで動く事はおおよそその通りの仕様で動くようになっています。しかしUXPは細かい仕様が異なるのでつまづく箇所がそこそこ出てきます。そこで最近何度かつまづいた箇所を(主にSpectrum関連)をまとめておきます。 manifest5よりパ
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Photoshopのマイナーバージョンアップ(23.5)と共にmanifest.jsonやパネルUIを必須としないScriptingが使えるようになりました。これは従来のExtendScriptの代替のようなものでScriptファイル単体でUXPScriptが実行可能となります。以下ざっくりした特徴になります。 基本はUXP Pluginの仕様に準拠。(ES2015が使えたりローカルファイルへのアクセスが制限されていたり) psjsという特殊な拡張子を使用。 実行自体ファイル -> スクリプト -> 参照からpsjsファイルを選ぶだけ。 manifestもUIも必須ではない。ただしScript
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Photoshopの調整レイヤー、当たり前のように使う機能ですのでどなたにとっても必須の機能でしょう。しかしこの調整レイヤーですがscriptで調整しようとするとオブジェクトモデルに該当のオブジェクトがなかったりと悩みの種でもありました。今回その調整レイヤーをUXPで調整する方法がPhotoshop UXPのdeveloperコミュニティーに投稿されていたのでこちらを参照して行ってみました。 必要な知識 今回UXPのbatchPlayから調整するのでbatchPlayの知識が必要です。batchPlayに関してはPhotoshopUXP batchPlayでPhotoshopの特定の処理を実行
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Photoshopが23.3にバージョンアップしました。いわゆるメジャーアップデートではありませんがUXPも少しだけ更新されています。いくつかのAPIの機能の追加、それとmanifestのver5にアップデートに伴う機能などが更新。 *5月20日manifestの項目を少し更新しました。 manifestで最新のバージョンにする。 まずはmanifestでプラグインの環境を最新の状態にしてみましょう。minversionを23.3(23.3以降にしか対応しないという意味)にapiVersionを2に、します。そしてmanifestVersionを5にしますがmanifestのバージョンを上げる
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振り返ったらPhotoshop UXPとNode.jsについてまとまった記事を書いていない事に気づいたので書くことにしました。まあ結論から言うとUXP上でNode.jsは使えないです。しかし下記のコードを見ると誰しもがNode.jsベースで動いたコードと思ってしまうとは思います。 requireでPhotoshopモジュールを呼び出してPhotoshop関係のメソッドを実行しています。見た目そのままNode.jsではありますがそれでは以下はどうでしょうか。 結果は以下。 pathモジュールもfsモジュールも一見使えそうではあります。そのpathモジュールのメソッド、例えばextnameやdir
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Photoshop UXP開発において欠かすことのできないプラグイン、JaroslavBereza氏のAlchemist。 そのAlchemistの新しいバージョンにはSorcererという新しいパネル(機能)が追加されました。これは簡単なPluginならほとんどの要素を自動で生成してくれる優れものです。Alchemistって何?という方は過去の記事を参照してください。以下いろんなリンクを先に紹介しておきます。 Alchemist Plugin github 今回参考にしたSorcererのチュートリアルのvideo(英語) Alchemistでbatch play用のコードを取得するチュート
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Photoshop UXPが導入されて巷ではどちらかというと今までCEPやExtendScriptで出来たことが出来なくなって悲鳴の方が大きい気がします。なのでUXPで出来ない事(ダイアログを呼び出さずにファイルを指定のパスに保存、特定のファイルを開く等)をやるためにどうにかExtendScriptを実行できないかみたいな話題も出てきています。そして結論から言うと通常の機能ではできません。そして今回それを無理矢理やろうという話です。 *5月31日storageに関する記述を修正。secureStorageは今回使用する必要がありませんでした。 そもそもUXPで出来ない事とは あまり公式ドキュメ
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公式のPhotoshopの型データがついにリリースされました。こちらで確認できます。今まで非公式の型データはいくつかあったのですがPhotoshop2022アップデート後、早いタイミングで出てきたのでこのタイミングで使ってみます。早速インストールしましょう。 今回webpackでコンパイルしましたのでその他以下をインストール。 ts-loader typescript webpack-cli webpack webpackの設定は以下 成功するとコード補完、各種モジュール、オブジェクトの中身をタグでしっかり説明してくれます。 これで環境も構築できてめでたしでたし、というわけにいかないのが世の中
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Photoshop UXP 2022の公式ドキュメントのbatchPlayのページに中身の説明が大幅に追加されました。今回このドキュメントに書かれている事を中心に取り上げたいと思います。(今回公式で説明されている事をほとんど日本語で説明するだけ) そもそもbatchPlayとは 過去の記事で詳しく説明していますがApi経由でなく直接Photoshopに特定の処理の実行を命令できるメソッドです。今までよく分かってなかったのですが今回公式のドキュメントである程度突っ込んで書かれているので実際に簡単に試してまとめてみました。 descriptors batchPlayメソッドには行くとかのオブジェク
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