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Photoshop UXP Scripting触ってみた

Photoshopのマイナーバージョンアップ(23.5)と共にmanifest.jsonやパネルUIを必須としないScriptingが使えるようになりました。これは従来のExtendScriptの代替のようなものでScriptファイル単体でUXPScriptが実行可能となります。以下ざっくりした特徴になります。 基本はUXP Pluginの仕様に準拠。(ES2015が使えたりローカルファイルへのアクセスが制限されていたり) psjsという特殊な拡張子を使用。 実行自体ファイル -> スクリプト -> 参照からpsjsファイルを選ぶだけ。 manifestもUIも必須ではない。ただしScript

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ExtendScript Debugger ver2 触ってみた その3

attachモードの全貌が今までよくわからん感じでScriptをVsCode以外にもホストアプリケーション、もしくはCEPから実行してScriptの実行をプラグインが感知して$.writelnメソッドがコンソールを書き出す、ブレークポイントに反応するなど書いていたのですがどうやっても反応しないので不思議に思っていたところVsCodeのmarketplaceのページが更新、加筆されていてCEPに関する記述が一気に増えました。そこで具体的なデバッグ方法にも触れられてCEP上のデバッグ方法がわかるようになりました。そういうことでExtendScriptDebuggerを使用したCEPのデバッグの記事

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ExtendScript Debugger ver2 触ってみた その2

前回の記事より続きになります。今回attachモードを解説してみますがドキュメントを見る限り色々できそうなのですが今回とりあえずわかる範囲で書いてみます。もしかしたらもっと賢いやり方があるかもしれませんのでその場合は後々更新します。 attachモードの基本 前回解説したようにlaunchモードはlaunch処理を開始したその瞬間にデバッグを開始してターゲットのコードが走って終わった後にlaunchモードも終了します。それに対してattachモードは常時アプリケーションと繋いでいる状態になります。attachモード実行後、その瞬間にコード自体は走りませんがEval in …アプリケ

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ExtendScript Debugger ver2 触ってみた その1

ExtendScript Debugger ver2が遂にリリースされました。 ver1に対してlaunch.jsonを設定するのは同じですが中身の設定は大きく変わっています。 今回とりあえず前バージョンのように動かすことを前提に触ってみます。 launch.jsonは必須ではない 今回より前バージョンではlaunch.jsonファイルが必須でしたが今回よりなくても動かなくなりました。但しlaunchなのかattachなのか、そしてターゲットアプリケーションを実行の度に選択しないと行けないので単発のデバッグでない限り作成した方が良いでしょう。下の図のcreate a launch.jsonを選

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PhotoshopUXPで調整レイヤーの情報を取得、調整する。

Photoshopの調整レイヤー、当たり前のように使う機能ですのでどなたにとっても必須の機能でしょう。しかしこの調整レイヤーですがscriptで調整しようとするとオブジェクトモデルに該当のオブジェクトがなかったりと悩みの種でもありました。今回その調整レイヤーをUXPで調整する方法がPhotoshop UXPのdeveloperコミュニティーに投稿されていたのでこちらを参照して行ってみました。 必要な知識 今回UXPのbatchPlayから調整するのでbatchPlayの知識が必要です。batchPlayに関してはPhotoshopUXP batchPlayでPhotoshopの特定の処理を実行

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Photoshop UXP ver23.3 manifest V5

Photoshopが23.3にバージョンアップしました。いわゆるメジャーアップデートではありませんがUXPも少しだけ更新されています。いくつかのAPIの機能の追加、それとmanifestのver5にアップデートに伴う機能などが更新。 *5月20日manifestの項目を少し更新しました。 manifestで最新のバージョンにする。 まずはmanifestでプラグインの環境を最新の状態にしてみましょう。minversionを23.3(23.3以降にしか対応しないという意味)にapiVersionを2に、します。そしてmanifestVersionを5にしますがmanifestのバージョンを上げる

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Extension Watch Placed Image ver2.0

前回開発したExtensionWatch Placed Imageを大幅にアップデートしました。 概要 Illustratorのドキュメントに配置された画像をNode.jsで監視して、更新されたら自動的にドキュメントを開いて保存するというものです。ポスターなんかで画像の色補正をしている時にテストプリントの度に補正->pdf保存->出力 補正->pdf保存->出力と繰り返すのが面倒だと思ってこの一連の作業を自動化するために開発しました。 使い方 前回同様保存対象のドキュメントと監視対象の画像を選ぶわけですが今回ドキュメントを読み込むとそのままドキュメント上に配置された画像を読み込みます。ドキュメ

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Photoshop スクリプトイベントマネージャー

Photoshopのマイナーな機能、スクリプトイベントマネージャーをご存知でしょうか。これはPhotoshopを起動した時、ドキュメントを開いた時、保存した時などに特定のscript、アクションを発火させるというものです。 ただこれ自体は実はExtendScript上でのイベントを追加、削除をGUI上で行うためのscriptなのでこれ自体の中身はExtendScriptです。これについて詳しくは過去の記事を参照してください。それでこのスクリプトイベントマネージャーですが基本機能として特定のイベントとアクション、もしくはscriptを登録して対象のイベントが起きた時にscriptかアクションを発

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Photoshop UXP 開発のためのPlugin Alchemist Sorcerer

Photoshop UXP開発において欠かすことのできないプラグイン、JaroslavBereza氏のAlchemist。 そのAlchemistの新しいバージョンにはSorcererという新しいパネル(機能)が追加されました。これは簡単なPluginならほとんどの要素を自動で生成してくれる優れものです。Alchemistって何?という方は過去の記事を参照してください。以下いろんなリンクを先に紹介しておきます。 Alchemist Plugin github 今回参考にしたSorcererのチュートリアルのvideo(英語) Alchemistでbatch play用のコードを取得するチュート

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Photoshop UXPからExtendScriptを無理矢理実行する

Photoshop UXPが導入されて巷ではどちらかというと今までCEPやExtendScriptで出来たことが出来なくなって悲鳴の方が大きい気がします。なのでUXPで出来ない事(ダイアログを呼び出さずにファイルを指定のパスに保存、特定のファイルを開く等)をやるためにどうにかExtendScriptを実行できないかみたいな話題も出てきています。そして結論から言うと通常の機能ではできません。そして今回それを無理矢理やろうという話です。 *5月31日storageに関する記述を修正。secureStorageは今回使用する必要がありませんでした。 そもそもUXPで出来ない事とは あまり公式ドキュメ

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