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Adobe UXP Developer Tools ver2

Adobe UXP Developer Tools(公式でもToolsが複数形だったり単数だったりしてどちらが正しいかわからん)がver2に大幅アップデートしました。 Adobe UXP Developer ToolsとはなんぞやというとUXP Plugin、Scriptの開発に必要なアプリケーションで開発中のPluginなんかはこれを通じて読み込みます。基本の使い方は私のこちらの記事を読んでください。今回ver2の変更点を紹介します。 インストール 皆さんご存知の通りAdobeは最近CC Desktop Aplicationでアプリケーションのインストール、アップデート、アンインストールを管

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UXP 7.2に追加されたxmp関連の機能

予想より早くPhotoshop2024がアップデート可能になって巷でも話題になっていますがUXPもベータ版から7.2になって幾つか大きな更新がありました。今回xmp関連の機能について触れたいと思います。 そもそもxmpとは? xmpとは色々省いて簡単に説明すると個々のファイルにテキストデータを埋め込むことができる XMLのようなフォーマットです。今回簡単な操作をすることが目的です。前回の記事配置画像の差異を検知する Illustrator Extensionのプロトタイプ ItemInspectorでも触れましたが最後に再度参考サイトも紹介します。 それで従来ExtendScriptでもpsd

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Photoshop UXP Plugin ExportImagesUXP

以前開発していたPhotoshop用のExtension ExportImagesをUXPに作り直しました。ただそのまま作り直しただけでなく幾つかの機能を複数のパネルに分離しました。 Photoshopで開いている画像をまとめていろんな形式のファイルで保存できます。tiffやpsd等アクションでまとめて保存できない形式の画像も保存できるので画像の拡張子の変換なんかにも使えます。今回webpでも書き出しが可能です。パネルがいくつかに分かれていてメインの保存機能を実行するメインのパネルと主にweb用のフォーマットで書き出す機能を実行するexporterの二つです。その他jpg,webp,pngの保

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Photoshop 25.0ベータ版UXPのAction Recording

**2023年 12月追記 Action Recordingは製品版でも使えるようになりました。** 季節は夏ですがそろそろAdobe製品のメジャーアップデートの足音が聞こえてきます。みなさん如何お過ごしでしょうか。今回Photoshop25.0のベータ版のUXPのAPIになります。 Action Recording 25.0の新しいAPIのAction Recordingが公式ドキュメントに公開されました。これはScriptで宣言された関数の内容をそのままアクションとして記録できてアクション作成後はユーザー自身の手でアクションを実行できるというものです。流れとしては以下のようになります。 ア

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Photoshop UXP 24.4以降にアップデートされた機能

Photoshop UXPですがアップデートで地味にPhotoshopのAPIが追加されています。今回主に2023年4月から7月までに追加されたAPIについて解説します。主な機能は以下になります。 Selection(選択範囲) Calculations and Apply Image componentChannels(チャンネル) Imaging APIの正式実装 Imaging APIの正式実装 Photoshop UXP24.4からImaging APIがベータから正式に実装されました。はやrequire(“photoshop”).imaging_beta;ではなくrequire(“p

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Photoshop 24.5ベータ UXP 7.0追加API

Photoshop 24.5のベータ版が出ました。それに伴いUXPの公式ドキュメントも更新されたので新しい機能を追ってみます。 UXP7.0とは UXP7.0は何度か言及していますがPhotoshopUXPのAPIと違いファイルシステムやHTML,CSS関連のベースとなるUXP本体のバージョンです。他のアプリケーションも同様専用のAPIとは別にUXP本体のバージョンがあるので他のアプリケーションのUXPバージョンも上がればおそらくほぼ同じものが使えると思います。 今回追加されたもの 公式のドキュメントにまとめられていますが主に以下のようなものが追加されました。 WebComponents関連の

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Spectrum UXPとWebComponents

Adobe UXPプラグインUIを作る場合Spectrum UXPというAdobeが最初からUXPに既に用意しているパーツを使用して開発できます。(後述しますがSpectrum UXPとAdobe Spectrum WebComponentsは別物) サンプルのパネルUI。各パーツはSpectrum UXPで構成されている。 このパーツを使い、細かいパーツのデザイン、レイアウト等一から作成しなくても既存のパーツを使えるので楽です。かなりこだわりがある方ならまだしもデザインに対してそこまで考えたくない方は便利ではないでしょうか。しかしこのSpectrum UXPですが用意されているというよりも埋

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UXP Scripting 相対パスによるモジュール読み込み緩和で変わる開発。

Photoshop UXPが24.2にアップデートしたことにより相対パスによるモジュールの読み込みが緩和されました。 これはいわゆるNode.jsのCommonJS modulesになります。外部のScriptファイルを読み込むことができるので 役割を細く分割したモジュールにコードを分けることが可能になりコードの可読性を保ったまま開発規模を大きくすることができます。 つまりUXP Scriptingでもwebpackのようなファイルをまとめるツールを使わなくてもデフォルトで細かくコードを分けることができるようになったわけです。 しかしUXP以前のExtendScriptでも#includeを使

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UXP6.4, 6.5のアップデート

Photoshop UXPというかUXPはPhotoshop,InDesignといったホストアプリケーションのAPIとは別にPluginのシステムの核となるUXP本体の開発も進んでいます。今までPhotoshop UXPの公式ドキュメントを見てもUXP本体の更新履歴がいまいち分かりませんでしたが今回6.4と6.5(ベータバージョン)のchangelogのページの更新履歴が追記されていたので何が更新されたか今回解説します。 おさらい UXPシステム上ではPhotoshop,InDesign,XDといった各アプリケーションのAPIとは別にUXP本体のAPIもあります。これは各アプリーケーション共通

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Photoshop UXP Imaging API beta触ってみた その2

前回Photoshop UXP Imaging API beta触ってみたの続きです。前回基本の機能をざっくり試してみましたが今回少し突っ込んだ話になります。ゼロからピクセルを生成する話とピクセル処理に関する話です。 ゼロからイメージを生成する イメージの生成ですが前回の選択範囲の生成と似ています。選択範囲の場合グレーの情報のみしかありませんでしたがイメージは例えばRGBの場合3色あります。ピクセルの数は幅+高さ+チャンネルの数になります。imaging APIはArrayBuffer形式にピクセル総数のlengthだけnumber値を渡さなければなりません。なのでArrayBufferオブジ

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