タグ:Illustrator 一覧
何度かTwitterで公開していたIllustratorのExtensionを新しく作りました。 ドキュメント上に配置されている画像を新しい別の画像に一括で置き換えるExtensionです。 Illustratorでは通常一つ一つでないと画像の再配置ができなく、その度にダイアログから選択しないといけないので面倒でした。 今回パネル上でもっと素早く再配置できるようにしてみました。但し今回は機能限定版です。 **2022年11月6日** Windowsで動こかない箇所があったので修正アップデートしました。 **2022年11月11日** 完全版公開しました。 Illustrator Extensi
Read more
みなさんご存知の通りExtendScriptはECMA3の古いシステムがベースとなっています。小規模なExtensionの開発をするのでしたらそのまま古い環境で書いても問題ないのですが問題はコードの規模が大きくなればなるほど問題が増えていく事です。CEP下のExtendScriptは従来のコンソールの値が表示されなくデバッグがやりづらいという問題もありましたがExtendScriptDebuggerver2の登場によってこれらの問題は解決されつつあります。しかしimport、export文が使えない事によるグローバル汚染。パネルとExtendScriptでやりとりを行う時の値の受け渡しで失敗し
Read more
attachモードの全貌が今までよくわからん感じでScriptをVsCode以外にもホストアプリケーション、もしくはCEPから実行してScriptの実行をプラグインが感知して$.writelnメソッドがコンソールを書き出す、ブレークポイントに反応するなど書いていたのですがどうやっても反応しないので不思議に思っていたところVsCodeのmarketplaceのページが更新、加筆されていてCEPに関する記述が一気に増えました。そこで具体的なデバッグ方法にも触れられてCEP上のデバッグ方法がわかるようになりました。そういうことでExtendScriptDebuggerを使用したCEPのデバッグの記事
Read more
前回の記事より続きになります。今回attachモードを解説してみますがドキュメントを見る限り色々できそうなのですが今回とりあえずわかる範囲で書いてみます。もしかしたらもっと賢いやり方があるかもしれませんのでその場合は後々更新します。 attachモードの基本 前回解説したようにlaunchモードはlaunch処理を開始したその瞬間にデバッグを開始してターゲットのコードが走って終わった後にlaunchモードも終了します。それに対してattachモードは常時アプリケーションと繋いでいる状態になります。attachモード実行後、その瞬間にコード自体は走りませんがEval in …アプリケ
Read more
ExtendScript Debugger ver2が遂にリリースされました。 ver1に対してlaunch.jsonを設定するのは同じですが中身の設定は大きく変わっています。 今回とりあえず前バージョンのように動かすことを前提に触ってみます。 launch.jsonは必須ではない 今回より前バージョンではlaunch.jsonファイルが必須でしたが今回よりなくても動かなくなりました。但しlaunchなのかattachなのか、そしてターゲットアプリケーションを実行の度に選択しないと行けないので単発のデバッグでない限り作成した方が良いでしょう。下の図のcreate a launch.jsonを選
Read more
かなり久しぶりにExtendScript初心者向けの記事を書きます。 結構ExtendScriptを書く際に参照するオブジェクトモデルですが困ることが多いです。というのも以前はExtendToolKitで参照できたのですがもはや開発終了、Mac上ではcatalina以降使用すらできない、そして公式ではドキュメントが配れてはいるのですがPDFでこれが分かりづらい。という事で公式PDF以外のオブジェクトモデルの参照について触れます。 その前にオブジェクトモデルとは 詳細は省きますがExtendScriptのAPIはwebのDOM同様オブジェクトの中にオブジェクトが入ってそれを辿っていく事でアプリケ
Read more
ドキュメントの拡大率、表示領域を一括して調整するIllustratorのExtensionを作りました。 開いているドキュメントの表示を全て拡大したり同じ異なるドキュメントを同じ拡大率にして比較したりする時に拡大率を一括して調整したいと思って作りました。 主な機能 zoomアイコン 現在の表示から一定の割合でドキュメント、ウインドウを一括してズームイン、アウトします。 scale ratio 拡大率を入力します。ここで入力した拡大率がそのままscript実行後の拡大率になります。 target options 表示の中央のポイントのターゲットを指定します。アートボードか選択しているパスアイテム
Read more
前回開発したExtensionWatch Placed Imageを大幅にアップデートしました。 概要 Illustratorのドキュメントに配置された画像をNode.jsで監視して、更新されたら自動的にドキュメントを開いて保存するというものです。ポスターなんかで画像の色補正をしている時にテストプリントの度に補正->pdf保存->出力 補正->pdf保存->出力と繰り返すのが面倒だと思ってこの一連の作業を自動化するために開発しました。 使い方 前回同様保存対象のドキュメントと監視対象の画像を選ぶわけですが今回ドキュメントを読み込むとそのままドキュメント上に配置された画像を読み込みます。ドキュメ
Read more
Illustrator用Extension作ってみました。 Photoshopにはスクリプトイベントマネージャーというスクリプトがデフォルトで入っています。Photoshopのイベント機能を使ってユーザーがイベントに応じてアクション、スクリプトの発火をUI上で操作できるものです。詳しくはこちら それでこの機能をIllustratorにあったらと思ってまんまそのままIllustratorのExtensionで作りました。 ** 2022年 3月15日追記 ** イベントのバグを修正したバージョン0.9.1を公開。 インストールのやり方 今回のExtensionはAdobeのプラグインAIHost
Read more
今まで何度も述べてきましたがAdobeCEPにはイベントというシステムがブラウザーのjsと同じように存在します。ただしCEPから生成できるイベントの種類はかなり限られていて例えばドキュメントが保存された後、アクティブなドキュメントが切り替わった後など数種類程度しかありません。詳しくは公式ドキュメントを参照。Photoshopの場合これに加えてアプリケーション側のイベントがいくつもあるのでレイヤーを操作した場合、ツールを切り替えた場合に発火するイベント等がを沢山使えます。Illustratorの場合はPhotoshop以外のアプリケーション同様こういったイベントは基本使えないのですがそれを可能に
Read more