Illustratorのカラーをランダムに設定する簡単なScript。

Illustrator

Illustratorでランダムに色をパスアイテムに当て込みたい時のためのScript作成しました。hslで色相を循環するScriptと二つのカラー値の間でランダムに色を差し替えるScriptです。

使用するにあたって

今回のScriptはIllustratorのパスアイテムにScriptが色を当て込みます。前提として単体のパスアイテムのみでグループや複合パスなんかには適応できません。使用する時は以下のように適応させたいパスアイテムを選択してください。

basic selection

rangeColor

二つのカラー値の間でランダムな色を配置するScriptです。ツールパレットの塗りの色と線の色がそのまま乱数の返す色の範囲になります。例えば赤と黄色の間の暖色の色をランダムで設定したい時はパスアイテム選択後に塗りの色を赤、線の色を黄色にしてください。

実行前に色の選択

この状態で実行すると以下のように設定した色の範囲内でランダムな色を返してくれます。

カラー設定後

カラー適応後、パスアイテムの線の色は消去されます。
適当なカラーパレットが作りたい、もしくはある程度色の偏りに傾向のあるランダムな色を沢山のパスアイテムに適応させたい時にお使いください。

HSL Circulation

HSLの色相を循環した色を返すScriptです。色相だけで循環するので一番鮮やかな色の範囲を循環します。ランダムに色を返すわけではありませんが虹色のような色を適応させたい時にお使いください。また実行前に明るさの値を0~100の値で設定する必要があります。尚一番中間の50の値を設定すると一番鮮やかなら色が返ってきます。

プロンプト
明るさの値を入力。
色相を循環した色が適応される。

HSLとは?

H(Hue)S(Saturation)L(LuminanceまたはLightnessたまにいBでBrightnessだったりする)のつまり色相、彩度、明るさの三要素を持った色空間です。
色相が独立し要素として存在してこの色相の値を0~360の値で循環することで色相の循環ができます。なのでコードを書くときなんかに重宝される色空間です。

使用にあたって

使用は無料です。内部のコードを参考に新しいScriptを作るのもいいですが今回webpackからコンパイルしたコードなのでソースコードが読みづらくなっていると思います。気が向いたら適当にコンパイル前のコードを公開するとは思いますが実はあるもっと規模の大きいScriptのための一部コードなのでどうやって公開するか。

入手方法

以下からダウンロードしてください。

color range

hsl circulation

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