Illustrator Extension ImageCensor
*2023年12月4日、後継的な存在のExtensionOmamoriForIllustratorも公開しました。こちらもご覧ください。
一時期Illustratorの配置画像の低解像度プレビューが話題になってました。これは配置した画像のリンクが無効な時に今まで画像そのものがIllustrator上に表示されないという仕様でしたが最新のバージョンだとクラウド編集の対応に合わせてリンクが無効でも低解像度で表示するという仕様変更が行われました。詳しくはこちらのサイトが参考になります。
Illustrator2020形式ファイルフォーマットとは
それでこのプレビューですがいざ実装されるとぱっと見リンクが切れているのか切れていないのか分かりづらいという欠点があります。ドキュメントを開いた時点でリンクが切れていればIllustratorが警告してくれるわけですがそれでも何かの拍子で忘れたまま編集、保存した時が怖いという話です。それでIllustrator上でドキュメントを切り替え後、保存後にリンク切れを警告するパネルを作成してみました。
使い方
というわけで配置画像を自動で調べてくれるExtensionを作ってみました。IllustratorのExtensionでは限られていますがイベントを登録して関数を発火させる事ができます。今回「ドキュメントが切り替えられた時」と「ドキュメントを保存した時」に配置画像の情報を取得してリンク切れの画像があったらアラートを出すようにしました。パネルが開いている状態で上記のタイミングでリンク切れ画像が会った時にアラートを出します。また読み込んだ画像の情報はパネル上に表示してリンク切れの画像があった時は赤色でリスト表示します。(但しリンク切れの画像の情報は表示されません。何かしらリンク切れのファイルがあるという事だけパネル上で表示します。)各リストの画像はクリックするとIllustrator上でクリックされます。リンク切れの画像も選択できるのでどれがリンク切れかわからない場合はクリックすることでIllustrator上で選択できるのですぐに分かります。編集時に画像情報を自動で更新はしません。あくまでドキュメントを切り替えた時と保存時のみです。手動で画像情報を更新したいloadボタンを押してください。警告を止めたい時はパネルを閉じれば出なくなります。やる気があればそのうち多機能的なもの作るかもしれない(そればっか)。
ダウンロード
以下のURLよりzxpファイルをダウンロードしてください。
Illustrator Extension ImageCensor