ElectronとExtensionによるIllustrator用ドロップレット (mac,win向け)

Electron, Extension

Photoshopにあるドロップレット 、便利でよくよく使います。IllustratorなんかでもaiファイルをPDFに書き出す時なんか一括でやるためにあったら便利だと思ったのですが同じAdobe製品なのに何故かIllustratorには無かったりします。というわけで作ってみました。

ドロップレットのアイコンをElectronで再現

Javascriptでアプリが開発できるElectronでドロップするアイコンを作ります。過去の記事参照。Electronのアイコンにドロップされたファイルを受け取ってそれをIllustratorに送ってファイルを開く、アクションの実行を行います。ただしElectronで送られたファイルを受け取る対象がIllustrator側に必要です。受け取ってくれるシステムをExtensionで作ります。

Illustrator側のExtension

dropAwait

Extension側はスーパーシンプルです。get actionのボタンを押すとIllustratorのアクションをElectronに送ります。ファイルがドロップされた時に実行するアクションはElectron上で選びます。先程述べたElectronから送られたファイルデータを受け取る役割もこのパネルになります。Electronから投げられたファイル情報、実行するアクション情報を受け取ってその後にファイルをIllustrator上で開く、アクション実行という一連の流れをこのパネルが実行します。このExtensionとElectronの通信はlocal serverを通じて行います。詳しくはこちらを参照。

Electron側のシステム

electronSIde

ElectronではIllustratorから送られてきたアクションデータを受け取ってドロップされた時に実行されるアクションを選べます。このアクションデータはElectronを閉じた後も保存されます。後はai、もしくはpdfファイルをElectronのアイコンにドロップすると実行されます。

 

インストールのやり方

Illustrator用のExtensionはzxpファイルからインストール。Electronはgit hubからgit cloneなどでコピーしてください。Electronは好きなディレクトリーにコピー。2つインストールしないといけないのでめんどくさいですがElectronなんかはappleにインストーラーを作るために毎年金を払わないといけないみたいなので、、、、。Electron用のコードはこちらのgithubからコピーできます。extensionのzxpファイルはこちらからダウンロードできます。
Illustrator用のExtensionコードはgithubから見れます。
Electronを起動してIllustrator側でもExtensionを開いてactionボタンを押すとアクションをElectronに送れます。後はElectornの方でアクションを選んでアイコンにファイルをドラッグするとファイルを開いてアクションを実行します。

droplet

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