カテゴリー:UXP 一覧

Photoshop UXP Imaging API beta触ってみた

Photoshop UXPのImaging APIのベータ版が公開されました。2023年1月現在Photoshop 24.2ベータ版で使用できます。これはピクセル操作をJavaScriptから直接操作できるAPIで既存のExtendScriptのように一ピクセルづつ選択範囲を作って抽出、塗りつぶすような操作をする必要もありません。UXPでもImaging API以前はピクセル操作に関しては従来のExtendScriptとはそこまで大差はありませんでした。 *ExtendScriptのピクセル操作に関してはこちらの記事を参照してください。Photoshop Extensionの開発28 フィルタ

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Photoshop UXP 保存元と同じディレクトリーにドキュメントを保存する

Photoshop 24.2よりgetEntryWithUrlメソッドが追加されました。このメソッドを使えばもうstring型のパスからEntry型のパスを生成できるので本記事のような回りくどいやり方でローカルファイルにアクセスする必要がなくなりました。 詳しくこちらを参照 そろそろ今年も終わりに近づいております。正直今の仕事に色々思う節のある最近で、一応DTP関係の仕事をやってはいますがTwitterを見渡すと周りに比べてあんまりDTPにも精通していないと感じる今日この頃です。 ところでPhotoshop UXPにはsaveAsメソッドがあります。これはExtendScriptにおけるsav

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UXP開発者にとって存在する三つのfs

UXPのドキュメントを読んでいくとfsというモジュールらしきものがちらほら出てきます。 これはfileSystemの頭文字をとってfsなのでしょうが厄介なのがこのfsという似て非なるものが三つも存在する事です。 ネタのような話でわりかし精通していない開発者の壁となりやすい箇所なので解説します。 Node.jsのfs 一般的にJavaScriptでfsと言ったらNode.jsのネイティブモジュールのfsです。 ファイルシステム関係のモジュールでローカルのファイルにアクセスします。公式ドキュメントはこちら。 グーグル先生に尋ねると大体これ関係の記事がヒットするのでここであまり語ることもありませんが

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Adobe UXP v6.3 fileSystem触ってみた。

今年も大幅アップデートの季節が来ました。皆さん各種アプリケーションの新機能を触っていますが私はそっちの新機能そっちのけでUXP Scriptばかり触っています。ただ現状IllustratorでCEPが使えなくなるとかなりの不都合があるので当分IllustratorのCEPが廃止されないように祈るだけです。 それでIllustratorは置いといてUXPですが今回のアップデートでついにローカルファイルへのアクセスがダイアログ無しでできるようになりました。Node.jsチックなファイルシステムが大幅に追加されたので触ってみます。まず実際に触る前にmanifestの設定をローカルアクセスできるように

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PhotoshopUXP React関係の細かい仕様 Spectrum、Custom Elements

React関連のぼやきをTwitterで呟いたら外国のアカウントから返信が色々きて驚いた最近です。Adobe Spectrumの挙動など外国の方から教えてもらって今回その事を主に取り上げたいと思います。 まず何度も申し上げてますがUXPはブラウザーに似ているようで異なるシステムの上に成り立っています。CEPはChromeのシステムがベースになっていたのでブラウザーで動く事はおおよそその通りの仕様で動くようになっています。しかしUXPは細かい仕様が異なるのでつまづく箇所がそこそこ出てきます。そこで最近何度かつまづいた箇所を(主にSpectrum関連)をまとめておきます。 manifest5よりパ

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Photoshop UXP Scripting触ってみた

Photoshopのマイナーバージョンアップ(23.5)と共にmanifest.jsonやパネルUIを必須としないScriptingが使えるようになりました。これは従来のExtendScriptの代替のようなものでScriptファイル単体でUXPScriptが実行可能となります。以下ざっくりした特徴になります。 基本はUXP Pluginの仕様に準拠。(ES2015が使えたりローカルファイルへのアクセスが制限されていたり) psjsという特殊な拡張子を使用。 実行自体ファイル -> スクリプト -> 参照からpsjsファイルを選ぶだけ。 manifestもUIも必須ではない。ただしScript

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Photoshop UXP localStorage FileアクセスToken

またまたPhotoshop UXPです。過去にPhotoshop UXPからExtendScriptを無理矢理実行するでstorageとfileSystem Tokenの話題をちょこっと出したのですがもう少し整理しようかと思って今回の記事になります。今回主にローカルのファイルパスを取得してその取得したEntry型のファイルパスをstorageを通して一時的に保存して再度取り出す、という一連の流れとそれに関連した話題になります。 ファイルパスについて 何度も過去に言及している通りUXPにおけるファイルパスはEntry型のオブジェクトとして取得しないと実際にローカルのファイルにアクセスできません(

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PhotoshopUXPで調整レイヤーの情報を取得、調整する。

Photoshopの調整レイヤー、当たり前のように使う機能ですのでどなたにとっても必須の機能でしょう。しかしこの調整レイヤーですがscriptで調整しようとするとオブジェクトモデルに該当のオブジェクトがなかったりと悩みの種でもありました。今回その調整レイヤーをUXPで調整する方法がPhotoshop UXPのdeveloperコミュニティーに投稿されていたのでこちらを参照して行ってみました。 必要な知識 今回UXPのbatchPlayから調整するのでbatchPlayの知識が必要です。batchPlayに関してはPhotoshopUXP batchPlayでPhotoshopの特定の処理を実行

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Photoshop UXP ver23.3 manifest V5

Photoshopが23.3にバージョンアップしました。いわゆるメジャーアップデートではありませんがUXPも少しだけ更新されています。いくつかのAPIの機能の追加、それとmanifestのver5にアップデートに伴う機能などが更新。 *5月20日manifestの項目を少し更新しました。 manifestで最新のバージョンにする。 まずはmanifestでプラグインの環境を最新の状態にしてみましょう。minversionを23.3(23.3以降にしか対応しないという意味)にapiVersionを2に、します。そしてmanifestVersionを5にしますがmanifestのバージョンを上げる

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Photoshop UXP上ではNode.jsは動かない。

振り返ったらPhotoshop UXPとNode.jsについてまとまった記事を書いていない事に気づいたので書くことにしました。まあ結論から言うとUXP上でNode.jsは使えないです。しかし下記のコードを見ると誰しもがNode.jsベースで動いたコードと思ってしまうとは思います。 requireでPhotoshopモジュールを呼び出してPhotoshop関係のメソッドを実行しています。見た目そのままNode.jsではありますがそれでは以下はどうでしょうか。 結果は以下。 pathモジュールもfsモジュールも一見使えそうではあります。そのpathモジュールのメソッド、例えばextnameやdir

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