Adobe Script関係の2024年10月27日の情報
10月も終わりに向かってもうすぐ秋ですが皆様いかがお過ごしですでしょうか。MAX開催後に2025にアップデートしたCCアプリケーションですが実はScriptおよび開発者向けの重要情報もいくつか発表されました。いくつかまとめになります。
この記事の情報は2024年10月27日時点で最新の情報です。
時期UXP実装予定のアプリケーションの発表
Updates for Creative Cloud Desktop Extensibilityで発表されていますがPremiere Proに続いてAdobe Media EncoderもUXPの開発が進んでいることが明らかになりました。順番としてはPremiere Pro -> Adobe Media Encoderの順番での実装になるでしょう。とはいえPremiere Pro UXPもベータ版の一般公開さえ2024年12月予定なので本実装までまだ時間がかかりそうです。
UXP8へのアップデート
PhotoshopとInDesignのUXPが8にアップデートしましたが詳しくはこちらの記事をご覧ください。
CEP12へアップデート
CC2025へのアップデートと共にアプリケーションも一部CEP11から12にアップデートしました。2025の初期からアップデートしたのはPhotoshop, Premiere ProAfter Effects,Auditionみたいです。こちらの公式ドキュメントを確認してください。その他のアプリケーションも近いうちに12へのアップデートが予定されています。CEPはこれで最後のアップデートになると予告されているので逆算するとおそらく2,3年後にはUXPへの完全移行を想定しているのかも?しれません。
CEP12デバッグモード
気をつけたいのは久々のCEPがアップデートなのでデバッグモードを12用に行わないと開発中のExtensionが動きません。デバッグモードをこちらの記事のように行なってください。
CEP12の環境
CEP12のベースはChromium99、Node.js 17.7.1になります。詳しくは先程と同じ公式ドキュメントを確認して欲しいのですがこれでも一昔前のWebの環境になります。一部ECMA2022が動くか確認しました。
Array.at、Object.hasOwn、Error.causeと動くのを確認しました。
Adobe XDの新規PluginのMarketplace受付停止
XD UXPのページでも告知されていますがXDの新規Plugin Marketplace受付が2024年12月15日をもって終了が予告されています。既に登録されているPluginのアップデートの受付まだ続きそうです。開発そのものもアップデートはともかくUXP Developer Tool(s)が対応する限り可能です。ただ確実にXDそのものは終活に向かっています。
Marketplaceの開発者情報の追加の登録
EUのEuropean Union Digital Services ActがEU内で2024年2月17より適応されました。EU内に向けてデジタル関係のプラフォームのサービスを提供する業者はEU内であろうがEU外から提供していようがこれが適応されるみたいです。何が変わるのかというとAdobe Marketplaceも世界中に向けてPluginなどの拡張機能が販売できるシステムであるのでこの規約が適応されます。ということで全てのMarketplaceに登録している開発者は今後電話番号などの追加の開発者情報の提供、登録をするようAdobeから案内が来るはずです。Adobeはこの期限を2025年2月17までとしていますので今後開発者はAdobeからのメールなどには流し読みなどせず気をつけてください注視してください。尚期間までに情報を提供しなかった場合はMarketplaceから自身で開発、登録したPluginなどが他のユーザーからダウンロードできなくなる、もしくは表示されなくなる、といった処置がなされるそうです。2024年2月17より一年間猶予があるのは小規模業者には一年間の移行の猶予が設けられているからだと思います。このAdobeからの予告はUpdates for Creative Cloud Desktop Extensibilityのブログに書かれています。
ちなみにThe Digital Services Actそのものの内容は私もなんとなくしかわかってないのでご了承ください。