UXP 7.2に追加されたxmp関連の機能
予想より早くPhotoshop2024がアップデート可能になって巷でも話題になっていますがUXPもベータ版から7.2になって幾つか大きな更新がありました。今回xmp関連の機能について触れたいと思います。
そもそもxmpとは?
xmpとは色々省いて簡単に説明すると個々のファイルにテキストデータを埋め込むことができる XMLのようなフォーマットです。今回簡単な操作をすることが目的です。前回の記事配置画像の差異を検知する Illustrator Extensionのプロトタイプ ItemInspectorでも触れましたが最後に再度参考サイトも紹介します。
それで従来ExtendScriptでもpsdやaiファイルのxmpファイルを操作できましたがExtendScriptのそれとおおよそ同じような感じです。
xmpの中身ですが幾つか見る方法はあるのですがBridgeの右クリックでファイル情報を選んで確認できます。
基本
まず詳細は公式のドキュメントに書いてあります。xmp classを呼び出すためには以下のようにuxpモジュールから呼び出します。
主にファイルに埋め込まれているxmpにアクセスするXMPFile classとxmpのプロパティを操作するXMPMeta classになります。
まず既にファイルに埋め込まれたxmpファイルにPhotoshopからアクセスしてみます。
XMPConst classはこちらのドキュメントのページを参照してください。
xmpの中身に情報を追加してみる
アクセスはできたので次に中身の追加をしてみましょう。途中のアクセスまでは同じです。
コード実行後にmydataプロパティにdrinking a pintの値が追加されるので試してみてください。勿論ゼロからxmpデータの作成も可能です。
ちなみにxmpのデータですがnamespace、valueなどの含まれるオブジェクトとして返ってきます。詳しくは公式のページをご覧ください。
以上簡単なxmp APIの紹介でした。今後複雑なプラグインなどの開発をする場合はきっと役立ってくれるでしょう。