Photoshop UXP プラグイン Adjustment Holder
Photoshop CC2023も近い時期になってきましたが新しいUXPプラグインを作成しました。調整レイヤーをパネル上で一時的に保存して他のドキュメントにペーストできるプラグインです。一時的にカラー調整した値を保存したい時や似たような画像を沢山色調整するときに一括で調整を適応したい時などにこういうものがあったらいいなと思って作成しました。現在保存できる種類の調整レイヤーは限られていますが主要なものは扱えるようにしているつもりです。
Adobeマーケットプレイスで承認されたのでPhotoshopのアカウントがあればインストールできます。
使い方
パネルがPickerとHolderの二種類あります。Pickerのpickボタンを押すと選択中の調整レイヤーを保存できます。保存した調整レイヤーはHolderのパネルに保存されるのでsetボタンで保存した調整レイヤーを他のドキュメントに貼り付けできます。詳しくはこちらのページをご覧ください。
調整レイヤーへのアクセス
とりあえずPhotoshopのスクリプトって調整レイヤーにアクセスできるのか？という疑問のある方は過去のこちらの記事をご覧ください。API自体はありませんがbatchPlayを通じてアクセスできます。と言えば簡単で当初少しだけ時間を使って作成する予定だったのですが各種調整レイヤーの構造は全く異なる構造でどういった型のオブジェクトとして値が保存されているのか調べる必要があって結果時間がかかりました。さらに新しく調整レイヤーを作成して該当の値を適応させる時に型が合わなくてエラーが出たりとひたすら調整レイヤーのオブジェクトの型と戦う開発でした。
インストール
クリエイティブクラウドのアプリのプラグインから探すかこちらのページからインストールしてください。
今後の展望
今回のプラグインの作成を通じて調整レイヤーのオブジェクトの扱いに多少は慣れたつもりなので次は調整レイヤーをパネル上で操作、調整レイヤーをJSON形式でローカルに保存して後々読み込み等を考えています。調整レイヤーって結構使い回したりベースのものを作ってそこから調整みたいな事が多い割にはドキュメント毎でないと保存できなくて不便だったりします。後は塗りつぶしやグラデーションの調整レイヤーの扱いもどうするか色々構想は浮かんできます。