Photoshop スクリプトイベントマネージャー
Photoshopのマイナーな機能、スクリプトイベントマネージャーをご存知でしょうか。これはPhotoshopを起動した時、ドキュメントを開いた時、保存した時などに特定のscript、アクションを発火させるというものです。
ただこれ自体は実はExtendScript上でのイベントを追加、削除をGUI上で行うためのscriptなのでこれ自体の中身はExtendScriptです。これについて詳しくは過去の記事を参照してください。それでこのスクリプトイベントマネージャーですが基本機能として特定のイベントとアクション、もしくはscriptを登録して対象のイベントが起きた時にscriptかアクションを発火させるという事が可能です。つまりscriptを特段書けなくても例えばドキュメントが開いた時のイベントにガイドを引くのアクションを登録させればドキュメンを新しく開くたびガイドが引かれるアクションが発火する、という使いた方が可能です。しかし既存のイベント見ての通り9種類しかありません。そのほかにもトリミングした時、レイヤーを作成した時、、、、etcといったイベントもあります。そこで追加という項目がありますがおそらくほとんどの方がこの追加のやり方がわからないかと思います。このイベントを追加ですが勿論その他のイベントをここから追加できます。やり方としてはこの説明ラベルという謎のテキストフォームにイベントのIDを書き込むだけです。
イベント名に関してはscript reference の最後のAppendixの章、もしくはscriptEventListenerで拾う事ができます。この機能を使えばアクションとの組み合わせだけでもできることが広がります。(例えばドキュメントを保存する際にCMYKのカラーモードだったら警告を出す等アクションには条件の数こそ少ないもののアクションの条件分岐がある)
scriptを簡単なコードだけでも書ければかなりの事ができます。(例えばある程度以上のサイズの大きさのドキュメントが開かれたら警告、リサイズ、もしくはレイヤーがある程度増えすぎたら警告等)
勿論scriptが書けるなら全てExtendScript上で管理していいですし場合によってはCEP、UXPで管理する尚色々できるでしょう(但しUXPとCEPとExtendScriptの各種イベントは似ているようで異なっているので注意)。