Extension AIColorManagement
実験的にIllustrator用のExtensionを公開します。
Illustrator上でパスアイテムの塗りの色を管理するExtensionです。個人的によく使いそうな機能を主に三つ、一つのパネルにまとめました。 選択したパスアイテムの塗りの色を一括して動かす機能とカラーパターンを一瞬で作成する機能、それと特定の色をパネル上に一時的に保存する機能です。以下詳細。
塗りの色、一括調整機能
選択したパスアイテムをフォームに入力した数値だけ動かします。ばらばらのパスの塗りの色を一括して濃度の調整をしたいと思った事があったので作成。複合パスでもグループ化されたパスでも大体いけます。ただし特殊な設定のパスアイテムには適用できないので使用する前にある程度確認してください。
カラーパターン作成
カラーパターンを一瞬で作成する機能です。特定の色からカラーパターンの展開を作成する時に濃度、各種の色のパターンを作る時にブレンドモードから作成するのが面倒だったのでもっと簡単に作成するために作りました。X軸,Y軸,Z軸の各軸事にカラーパターンを作成します。各軸に動かしたい色、パターンの数、各パターンの色の数値の変化率を設定します。最後にオプションで起点の色を設定します。selectedItemで選択したパスアイテムの色を起点に、colorFormでフォームに入力した数値を起点にカラーパターンを作成します。
保存用パネル
一時的に色の数値を保存できる機能です。ドキュメント毎に同じ色を適用したり使用したりする時に使用します。なかなか簡単に色をドキュメントを超えて使用する機能が少なかったので作りました。load colorボタンで現在の描画色をそのままpanelに保存できます。pasteボタンで小さい正方形アイテムをドキュメント上に作成してそのアイテムにフォーム上の数値を適用させます。スポイトツールで他のパスアイテムに適用させたりできるので同じ色をいろんなドキュメントに適用できます。
write data
このボタンのみ常にパネル上に表示されるようになっています。選択したパスアイテムのカラーデータ（CMYKかRGB）を一括してドキュメント上に書き出します。印刷の色テストをする時など出力した色のデータを確認する事が多いと思います。なので色の具合を確かめつつ数値も確認したかったので作成。以上カラーパターンを管理するExtensionの機能です。
インストール方法
ここからAnastasiy’s Extension Managerをダウンロードしてください。その後、下のzxpファイルをAnastasiy’s Extension Managerを使用してインストール。成功したらIllustratorを再起動した後にExtensionのメニューに表示されます。なんか要望とかあったり好評でしたら次の展開も考えます。
Extension AiColorManagement